2026/01/06
DXアプリの開発・導入

日本の大手エネルギー会社の海外支店向けに、社内で紙やExcelを用いて運用されていた各種申請業務のDX化を目的としたWebアプリの開発・導入を行いました。これまでチームのマネージャーと申請者の間で個別に行われていた申請フローは、進捗状況が把握しづらく、書類の紛失や確認漏れ、管理コストの増大といった課題を抱えていました。本プロジェクトでは、こうした申請業務をアプリ上で一元管理し、業務の可視化と効率化を図ることを目的としています。
アプリ上では、申請内容・承認状況・履歴を明確に管理できる仕組みを構築し、誰がどの段階で対応しているのかを関係者全員が把握できる設計としました。これにより、不要な確認作業や重複対応を減らし、書類管理にかかっていた工数やコストの削減につながる運用を実現しています。
また、本アプリは既存の勤怠管理アプリおよび有給管理アプリと連携する形で開発しました。これにより、社員ごとに申請可能な休暇の種類や残日数を正確に反映した申請制御が可能となり、制度と実運用の乖離を防ぐ仕組みを構築しています。複数の社内システムを横断してデータを連動させることで、管理精度の向上と運用負荷の軽減を両立しました。
開発に先立ち、現場の運用実態を把握するために2回のヒアリングを実施し、その内容をもとに要件定義を行いました。バックエンドにはDjango、フロントエンドにはVueを採用し、社内利用を前提としたシンプルかつ安定した構成で開発を行いました。開発期間は約4週間とし、社内アプリである特性を活かしてMVPを早期にリリース。その後、約1か月間のテストおよび運用期間を通じて現場からのフィードバックを反映し、UIや申請フローの調整を行ったうえで最終版をリリースしました。要件定義から設計・実装、インフラ構築まで一貫して対応し、実務に即したDX施策として導入を完了しています。